看護師になって1番悔しかった事(後編)

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病院に預けてるんだから、お前達がやるべき自分達は顔だけ見にくればいい って家族は思ってるんです…。 ホントは他人の私達が看るんじゃなく、家族も介護や看護は参加するべきなんですよね‥。 これぐらいの事、言わなきゃ分かんないのか、 だったら家族って何だろうみたいな。 その日は、16時間必死に涙をこらえて夜勤をやり過ごしました。 夜勤終了まで『こんな事があった』って、 相方の先輩にも言いませんでした。 朝、嫌な予感がして、 他の食事介助の必要な9名の患者を放置して、ナースコールも他の2名のスタッフにまかせて、 いち早くYさんの朝食の介助をしてました。 案の定、早朝から、昨夜の息子さん登場。 『やればできるじゃないか』 私に一言そう言って、Yさんの顔を見て、5分もしないうちに帰ってしまいました。 その日、夜勤から帰ったら、いろんな思いがこみ上げ、 涙がとまりませんでしたね‥。 ホントにスゴイ悔しかった。 Yさんはそれから3週間後にお亡くなりになりました。 Yさんのご冥福を心からお祈りします。
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