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近づいていくとそこには、
光沢を放ったDarknessBlueが
こちらを向いて咲いていました。
なんて綺麗な花なんだろう。
なんていい香りだろう。
シナはその花を
なでてやりました。
すると花びらが色を変え、
黒みがとれた清々しい
マリンブルーに変わりました。
≪この花((子))には
感情があるんだわ。
きっと嬉しいのね。≫
もう一度なでてやると、
今度はくすぐったそうに
体を揺らしました。
シナは
"幸せ"な気分になりました。
こんなに素敵な花が、
"不幸"を呼んでくるなんて
きっと間違いだろう。
≪今まで寂しかったよね。
誰にも可愛がられることなんて
なかったから…。≫
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