Ⅲ:森の花々

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  近づいていくとそこには、 光沢を放ったDarknessBlueが こちらを向いて咲いていました。   なんて綺麗な花なんだろう。 なんていい香りだろう。   シナはその花を なでてやりました。 すると花びらが色を変え、 黒みがとれた清々しい マリンブルーに変わりました。     ≪この花((子))には  感情があるんだわ。  きっと嬉しいのね。≫     もう一度なでてやると、 今度はくすぐったそうに 体を揺らしました。   シナは "幸せ"な気分になりました。 こんなに素敵な花が、 "不幸"を呼んでくるなんて きっと間違いだろう。     ≪今まで寂しかったよね。  誰にも可愛がられることなんて  なかったから…。≫  
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