114人が本棚に入れています
本棚に追加
駄菓子屋さんの前にある、木製のベンチに腰をかけ、溶けないうちに食べることにした。
「んー!おいしー!」
足をパタパタさせて喜ぶ。
でも、動くと暑いのですぐやめた。
「やっぱり、暑い時のアイスは最高だよ!」
少し元気が回復、アイスを全て食べ終わるまで5分とかからなかった。
「さてと、行こっと」
アイスを食べ終わり、またおばあちゃんの家に向かうべく、立ち上がった。
「次はどっちだっけ」
てゆうか、どっちから来たっけ?
まぁ、以前の私なら、ここで困り果てていたけど、今は“思い出の道標”がある。
迷うことなんて無いんだから!
「えーっと…………」
道を思い出して、指すべく手を真上に上げた。
「こっち!」
道の一方をビシッと指差した。
「――だっけ?」
そして、少し首をかしげた。
あれ?今一思い出せない。
何でだろう、ここで思い出が途切れてる。
「…………」
しばし沈黙。
そして。
最初のコメントを投稿しよう!