不幸製造少女

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噂話なんて興味なかった。だれとだれが付き合おうが、美人が学校を辞めようが、校長がヅラなのかリーブなのか、、、本当にどうでもいいことばかりだった でも一つだけ、今までに一つだけ興味を持った噂があった -不幸製造少女- 高校1年の春、ランクを落とした高校、つまらない会話。ああ失敗したかな、なんて思ってた頃。一緒にいて差支えのない、トモダチ、否、顔見知り+α 「なあなあ、不幸製造少女って知ってるか?」 なんだそりゃ、至極めんどくさそうに返答、でもこいつのいつものアイドル話よりは幾分、随分興味が出た 「俺もよくは知らねえけどよ、E組にいるらしいぜ。」 イタコ的な、近くにいると犬に噛まれたり、はたまたヤンキー(上げ調子)に絡まれたりとかそんなんかな、と想像。 「まさか行くわけじゃないよな、いくら彼女がほしいからって」 お前と一緒にするな、心外だ。と吐き捨て、廊下。溜息、決してモテないわけではない、毎日勝負パンツの+αと違って、 男子高生の行動力は凄まじい。もうすでに、中央階段を上がって1年E組 座席表を見て、直行。E組に知り合いはなし 「どうしたんですか?確か、B組の・・・」 何で知っていると聞くと、記憶力はいいんです、柔らかな声色 お前は、不幸を作るのか?単刀直入、 E組の生徒が振り返る、入学早々タブーな話題なのか、まあしらん 「そうらしいです、よくわかりませんが」 彼女は悲しそうでもなく、特に哀愁漂うわけでもなくそういった、 携帯の黒い部分を合わせて、アドレス交換、堂々と携帯型機器端末を出せる優越感、つい一か月弱前、こっそり使っていたのがバカみたいだ 夜、知った、彼女のこと、名前、苗字、中学、特技、趣味 教えた、自分のこと、珍しく、 あれだけ鬱陶しかった着信音が嬉しかった、個別に設定した、好きな歌手 時々くる+α、鬱陶しい 晩御飯たくさん食べた、お風呂は早めに済ませた すぐに問い合わせした これが世に言う、一目惚れ、というやつか ほかの、女子とは違った、彼女 香水、なんだろうかシャンプーなんだろうか、いいにおいがするんだ 彼女に近づいた、接近、部活、バスケを捨てた それでもよかった、一緒にいたかった、恋、 ドキドキした、帰り道、みんないたのに見えなかった、アウトオブ眼中 でも気づいた、話していて、 彼女は、儚くて悲しい
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