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魔女は言います。
だから、気付いてくれるまで私は死ねないのだ。酷い事をしないと気付いてくれないのだ。でも、誰一人と私を見つけてはくれないのだ。本当の私に。
村人達は、魔女に向かって言いました。
ずっと、ずっと独りにさせてすまなかった。俺達は森神様を見てはいなかった。俺達が森神様をこんな風にさせたんだ。俺達は、自然と仲良くするべきなんだ。
魔女はその言葉を聞いて、急に光り始めました。そして、白い少女のように可愛らしい姿へと戻ったのです。
黒い少女は言います。
私はお前達の言葉を信じよう。ただまた、私を忘れ独りにさせたら、また魔女になって帰って来る。
でも、
もう大丈夫だろう。
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