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私は
お兄ちゃんに気づき
寝ているふりをしていた。
お兄ちゃんが徐々に
こちらに歩いて来た。
階段を少し上り
そして…
頭を撫でている。
そこまでは自分に
恐怖心を抱く事は
無かった。
ただ自分が寝れて無い
のを知ってやっているんだ。
自分が寝れない時…
母親がしてくれた。
父親と母親か離婚して
父親が居ない時
母親が良くしてくれた
懐かしさを感じながら
寝ようとした時。
これからだった
最大の恐怖は……。
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