第一章‐現実

2/7
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/18ページ
今日から高校一年の二学期が始まり、友達と久しぶりに会うせいか、茜は大分はしゃいでいた。 「おはよー茜」 「あ、千加。おはよー」 「学校まで一緒に行こ」 「いいよ」 そんな気軽な会話をしながら歩くと 「あ…っ」 「どうしたの、茜?…!…ふぅん」 「あ、べっ別に祐馬君の事、好きな訳じゃ…!」 「ばればれだよ、茜。もう学校のみんな、茜と寺川君が両想いだと思ってるぐらいなんだよ?好きなら告ればいいのに…」 「……」
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!