園児2

4/7
前へ
/143ページ
次へ
私の正面にいた女子が挙げた悲鳴(笑)に、咄嗟に振り向いた私の目が捉えたものは…。 雨に濡れた窓ガラスを血で真紅に染め、さらに塗りたくるように宙を舞う浅黒い腕でした。 パニックになる園児達。 ぽか~んと口を開けたまま茫然とする子、意味の無い言葉を喚き散らす子、様々でした。 騒ぎを聞いて駆けつけた女性保育士はソレを見て失神してしまい、収拾のつかない事態になりました。
/143ページ

最初のコメントを投稿しよう!

133人が本棚に入れています
本棚に追加