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俺は走るのをやめた。狩れば、このダルさから解放される。俺にしては、珍しく戦闘意欲が湧いてきたのだ。
「狩っていいんだな?」
「勿論ですよ」
俺は、死長鉄槍【ロンギウス】を生成すると同時に、構えティラノの胸部を突く。
がしかし、ティラノは死長鉄槍の先端を長い尻尾で弾いた。反応が速いな。
「セキサさん、いい忘れたことがあります!」
突然、ノノが喋りだす。
「悪い! これが終わってからにしてくれないか!?」
そう言って、俺は死長鉄槍の形態変化させる。長いだけの槍じゃ、無理そうだ。
そう思った瞬間、ティラノの口内が光だす。
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