そして…。

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その時が来た。 お母さんは実は大型トラックに乗れるらしく、トラックはお母さんが運転してきたものだった!ちょっとそれはビックリした。 最後にマキは俺に言った 『ヒロ、期限付きの付き合いを続けてくれてありがとう、幸せになってね、じゃもう行くね、最後にこれあげる!』 くれたのはチュッパチャップスのサイダー味! 最後にこれはマキらしい。未だに子供扱いかよ! マキはトラックの窓から大きく手を振り、とうとう行ってしまった。 その後、無事に到着してからメールがきた以来、連絡をとっていない。 もう連絡先も知らない。 マキと付き合って、俺は次から付き合う人との接し方がガラッと変わった。 ①時間を精一杯合わせる。 ②記念日をなるべく作る。 ③電話、メールはこまめに迷惑にならない程度にする。 ④プレゼントをなるべく渡す。 マキにはあまりしてこなかった事、次付き合う人には精一杯した。それが喜んでくれていたかは不明だが、二度と後悔しないと決めたから。 でもその精一杯がこれからの自分を苦しめる事になるのだが、この話は苦しい話になるのでやめておこう。 今は幸せな日々を送っている。嫁さんの為、家族の為に生きているつもりだ。精一杯そーする事が自分の幸せなんだと感じてる。 マキと出会わなければ今の自分はないかもしれない。
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