第一夜 春は、蝶々だ。

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第一夜 春は、蝶々だ。

春なのに、蝶々が、いない。虫も、元気じゃない。自然そのものが、閉塞しているような気もしている。 ひょっとして、私たちの社会には、彼らは、住めないのだろうか? 私たちは、まず、ご飯を、茶椀で、食べる文化を取り戻す処から、始めなければいけないかもしれない。 今日の食事とか、わざわざ、安いものを、意識して買わないといけなかっただろうか。手に取ったものは、例えて、ツナ缶は、固まりがはいっていた。今は、ほぐしたものだ。メロンも、食べた。スイカは、あまっていた。今年の夏は、アイスクリームを食べたい気がする。牛乳が、飲めるようになったので、久しぶりに、シチューが、食べたい。今日の食事は、なんだろうか?そういえば、こんな、余裕は、十何年来、なかった気もする。夜には、是非、冷たい麦茶を飲みたい。 新しい風は、吹くだろうか? スティーブン・エス・エンジェル(日本作家)
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