163人が本棚に入れています
本棚に追加
そこから始まるホラーは、単なるホラーではなかった。予測できない展開と、突拍子のない展開は違う。全ては繋がり、全てがそこにある。
胡散臭い展開に織り交ざる伏線は、科学とオカルトの挙遇。恋愛小説から始まるホラーは、ダークファンタジーとSFの共存を認識し、新たなる物語を作り上げた。
感動なんて必要ない。格好つける必要もない。そこにあるのは興味。興味本意でしかないのだ。深い、不快な物語。邪道と王道が織り成すハーモニー。旋律。
<♪ クルクルクルクル輪廻は廻る。クルクルクルクル死は廻る。クルクルクルっと表は裏に。クルクルクルクルまた戻る ♪>
都市伝説、幽霊、悪魔、認識された物語が――今 始まる。
「知らないよ……だって、だって――あれはっ!」
決して、認識してはいけない。認識してしまえば、そこには確かに、何かが存在する。アナタは、この恐怖に耐えられるだろうか。
<死を想像しなさい。クルクル廻る輪廻を断ち切る為、私を受け入れる事ができますか?>
最初のコメントを投稿しよう!