始まり

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六限目の終了を告げるチャイムが鳴った。 (また、今日も終わってしまった……) クラスの皆が楽しそうに談笑しているのを佐藤は冷ややかな目で見ていた。 何故、皆はそんなにも楽しそうなのか? 何故、皆は同じことの繰り返しの毎日に満足しているのか? 佐藤には分からなかった。 こんな退屈で平和的な日常を変えたい。 そんな思いが彼にはあった……。
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