始まり

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白雪 姫子(シラユキ ヒメコ)。 これがその女の子の名前だった。 「うん。もうすぐ大会だから」 白雪は笑顔で答えた。 「そうなんだ。試合頑張れよ!」 田中も笑顔で答える。 「じゃあ、私練習に行くね! 佐藤君、よっしー、バイバイ」 「バイバ~イ、姫ちゃ~ん」 「じゃあな、白雪」 一応クラスメートなので別れの挨拶ぐらいはしておく。 白雪は笑顔で手を振りながら、廊下の奥に消えていった。
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