BK164画伯の展覧会

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『ちょっと待て』 「なにさ?」 『これはいいけどとか言っておきながら、タイトルで駄目だしするとは、どういう事だ?』 「どういう事だって、思いついたままやけど?」 『この絵の何処に突っ込みどころがあるって言うんだよ?』 「いや、もうなんか色々と……」 『日本刀背負わせてるのにか?』 「ちょっと待て! アレ日本刀だったのか!?」 『お前にはアレが日本刀に見えないのか?』 「見えねーよ。どう見ても西洋ブレードじゃん」 『そうか……でも、勇者シリーズのロボットを意識して描いたんだぜ?』 「だったら、なんで超AIを搭載しているであろう自律思考型のロボットの後ろ側で、少しBーBOYっぽい格好をした少年が勇者ロボをリモコンで操作しているのか? という件について、俺はお前を問いただしたい」 『まぁ……ノリだ。鉄人的な要素を取り入れたかったんだ』 「基本設定からブレまくりじゃねーか!」 『しょうがないジャマイカ! ノリで描いてるんだから! それにコレを見ても、お前はまだ同じ事、言えるのかよ!?』 「どれだよ!?」 『これだよ!!』
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