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長老は世にも珍しい白い鴉だった。御歳887年、まだまだ元気の様である。
「おお黒羽よ、生きておったか、良き事だ。ご両親も到着した様だ。」
黒羽の両親は黒羽の姿を見ると安堵の溜め息を吐いた。そして用意されていた席へと座った。
「さて黒羽よ…この一週間何があったのか、話してはくれぬか?」
長老がゆっくりと問う。
黒羽は真っ直ぐと長老を見据えて、この一週間の出来事を長老、そして両親に伝えるべく経緯を話し始めた。
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