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「それより…、王様って誰？」
その問いかけにまいは黙り込んだ。
「どうして、いきなり黙るんだよ。僕になんか隠してない？」
するとまいは涙目になって
「ごめんね。今まで優樹に言えなかった事があるの。」
泣きながら話すまい。
「私ね、死んでるの。ずっとずっとずーっと前に。」
…えっ？なんだ？いきなり。
死んでる？じゃあここはどこ？
いろんな疑問を抱えて頭が混乱してきた。
「じゃあ、僕死んだの？」
そう問い掛けると
まいは首を横に振った。
「正確に言えば意識を失っただけ。それでここは天と地の狭間。だから今からなら戻れるのよ。」
「じゃあ今すぐ元の世界に戻して！」
「私だってすぐにでも戻してあげたいわ。でも王様のAppucharge（アップチャージ）の力が無くなり欠けてるの。」
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