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「じゃあ、まいが代わりを今すぐやればいいじゃん。」
そう言うと、まいがうつむいた。
「私は死んでるの。生きていれば代わりなんてすぐにやってるわ。」
「ねぇ、こんな事聞くのどうかと思ってるけどさ、まいはなんで死んじゃったの?」
するとまいは泣きながら微笑んで、
「あれは、私が中学生だったころよ。あの時はオカルトが好きでよく本を読んでいたわ。」
遠い目をしてまいは語り始めた。
「それで、今まで読んだことのないような古い本があったの。私は好奇心で読んでみたの。そしたらね、いろんな術の掛け方が載っててね。その中に魔女の呼び方っていうのがあって、こんなのどうせほら話に決まってるって思ってやってみたんだ。バカでしょ?」
そして一旦深呼吸をしてまた話し出した。
「そしたらその夜本当に魔女がきて『あなたの魂頂いていくよ。』って言って本当に持っていかれちゃった!」
そこまで話すといきなり
「それいじょうは話すんじゃないよ。まい。」
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