第二十七章

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「へーすけー?大丈夫っ?」 ――あれあれ? なんか…想像してたのと違う。 もっと気まずくなると思ってたのに。 …いや、気まずくなりたいとかじゃないけど…。 俺の言葉って、旭にとって一体…。 ぱちんっ! 「うわっ!?」 突如眼前で叩かれた旭の両の手。 「必殺・猫だまし!」 ニッと口角を上げる旭を、藤堂はまじまじと見る。 見ていたら…気が付いた。 赤くなっている旭の目許に。 「っー旭!昨日はごめん!本当に悪かった」
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