第二十八章

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「アサいるー?」 旭がおでこをさすっていると、沖田がひょっこりと現れる。 非番の彼は、髪を下の方で結っていて…顔だけならば、もはや女子にしか見えない。 「いるー」 「一緒に散歩行かない?…ーって、おでこ痛いの?」 沖田は心配そうに旭の前にしゃがみこんだ。 「ちょっとだけいたい…」 サラッと前髪を避けると、一部分だけ赤くなっている。 …五角形の形で。 ――ちゅっ 「早く痛くなくなるといいね?」 沖田は、旭の額に口付けた。
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