第二十八章

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旭はパチパチと瞬いた後、ふにゃりと頬を緩める。 「うん。ありがと総司!お散歩行きたい」 連れ立って去っていく二人。 残された副長達は、各々の反応を見せていた。 苛立つ土方。 微笑む山南。 正しく鬼と仏。 ――ストッ 形容しがたい空気の部屋に、一人の忍が舞い降りる。 「土方はん、山南はん…芹沢はん、まずいかもしれへん…」 いつも飄々としている山崎が、渋い顔をしていた。 この頃特に機嫌が悪い芹沢。 彼の行動は、自分達の想像の遥か斜め上を突っ走る。 山崎や他の監察に視させていたが…何があったのだろうか。
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