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「ふおぉぉ…」
パシャパシャと水の流れに逆らって歩く旭を、沖田は楽しそうに見つめていた。
しかし、気付けば視線は旭のか細いふくらはぎへ集中している。
やや頬を赤らめつつ、沖田はブンブンと頭を振った。
旭が好きだと自覚してから、沖田は自分自身に戸惑っている。
旭に触れたい、と思う自分自身に。
――僕って変態なのかな…
ふー、と息を吐く沖田。
「総司!そーじっ!魚いたよぉ!」
興奮気味に話す旭は、急いで沖田に近寄ろうとする。
「アサ、あんまり急ぐと「ひぁっ!?」
…転ぶよ?
注意しようとしたのだが…。
流れに足をとられた旭の身体は、前方にぐらりと傾いた。
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