第四十一章
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「さむい……」 旭は口許までしっかりと布団をかぶった。 怪我を負った翌朝、土方は旭の異常に高い体温で目を覚ました。 傷のせいで熱が出たらしい。 ……否、傷のせいだけではなく、精神的な疲れのせいでもある。 何かあってもすぐに対応できるから、と旭は今医務室に寝ていた。 もっとも、対応できると言うものの、山崎は医務室を空ける事が多いのだが。
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