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……文久三年……。
……壬生浪士組屯所……。
やっ……
「たあぁぁぁ!」
旭は勢いよく飛び起きた。
「ね、本当に文久三年なの!?」
「お、おう……」
男を見上げ、大きな瞳をキラキラと輝かせて問いかける。
尻尾があれば、ブンブン振っていそうだ。
旭の勢いに、男は若干たじろぐ。
「……私、私ね、150年くらい先の時代から落ちてきたの!」
勢いに任せて言ってしまった真実は、男の眉間の皺を更に深いものにした。
「……何?ふざけてんのかテメェ。つくならもっとマシな嘘にしろよ」
「!!嘘じゃないよ!」
脚立から落ちて、目覚めたらここにいた。
これは紛れもない事実。
「……フン……馬鹿げた事ほざきやがって。当然、証拠はあるんだろうな?」
ないだろう?と言いたげに男は旭を見下ろす……もとい、見下す。
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