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あぁ、前にもこんなんあったな……。
感じる既視感と危機感。
……後少しだったのに……間の悪い奴め。
「土方さん……っ本当にあなたって人は……!」
二人を見てワナワナと震えるのは……沖田。
「あ、総司だー!」
「アサ!大丈夫?何もされてない?」
土方の手を抜けて、旭は沖田の元へ駆けていく。
沖田は、旭を大切そうに抱き寄せた。
「前も言ったけど、土方さんに不用意に近付いちゃダメだよ?」
「うん?……でも、どうして?」
「え!?だから、その……旭の貞操が……」
沖田が旭を抱き締めた体勢のまま、会話する二人。
そんな二人に苛々する土方。
「総司……お前何か用があるんじゃねぇのか?」
それを聞いた沖田は、慌てて土方に向き直った。
「あぁあ!そうでしたっ。
……芹沢さん達が……帰ってくるそうです」
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