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『あ゛ぁ!?帰ってくんの明日じゃなかったのかよっ』
『それが…“隊務は早く済ませて遊郭で遊んでいた”らしくて』
『チッ……いつ頃着くか分かるか?』
『山崎さんに聞いた話では……未には着くかと』
『分かった。…一ノ瀬、今日は暫くここに引きこもってろ』
―――――――――
「…つまんないよー」
旭は寝転がって脚をぱたぱたさせる。
「そんならえぇモンあるで?」
腰に手を当てて得意気に宣言した山崎。
彼は、土方に頼まれて旭と共にいる。
旭の存在を知らない芹沢派。
もし旭と芹沢派の誰かが鉢合わせれば、彼女が危ないからだ。
最悪、手込めにされかねない。
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