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ゴスッ……………!!!
鈍い音がしたと同時に
和菓子教頭が白目をむいて倒れる。
ひーくんは口をぽかーんとあけて
倒れている教頭を見ていた。
「まったく…本当に冗談がすぎる…。また採血してやろうかしら…。」
ひーくんが向き直ると
そこには白衣を来た先生が一人
なにやら不適な笑みを浮かべながら
一人呟いている。
そして、彼の眼差しに気づいたのか
軽く慌てながら言う。
「あら。君が今日から転入するひーくんね?私は保健室のアイド…こほん、保健室の先生のマン=ハッタンよ。よろしくね。」
「あ、はい…宜しくお願いします!」
マン=ハッタン(以降帽子屋)は軽く微笑みながら和菓子教頭をひきずりながら
校舎へと歩いていった。
そしてその時、チャイムがなる。
♪ ぺーろーぺーろー…
その音でひーくんも重大な事に気付く。
「やべぇ…遅刻だ!」
彼は校舎へと猛ダッシュで走り出した。
かくして彼とその仲間たちの
謎で愉快な学校生活は幕をあけたのだ。
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