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ガラガラガラッ………
その音が響き渡ると同時に
参加している生徒達の視線が
一斉にひーくんを捉える。
「はは…あの…すいません…はは…」
彼はなんか恥かしい気持ちになって言った。
…その瞬間。
「遅刻とはどういう事ですか?転入生!」
壇上で今まで喋っていたのであろう
風紀委員長の村長さんが厳しく吠える。
と同時に両脇から何者かに腕を捕まれ
ひーくんは身の自由が効かない。
「ちょっ?なんだよなんだよ…」
両脇の風紀委員らしき二人に彼は訊く。
すると二人は同時に答えた。
「村長風紀委員長の命令です。」
ひーくんは言い知れない恐怖を覚えた。
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