龍の力

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「今でも出すことは可能だがお前の体がごなごなになるな」 「あっ…………そう………」 そのあと飛鳥達は静岡県のある旅館に戻った そしてテレビを見ると速報でニュースになっていた 「どこのチャンネルも同じニュースだね」 「そらな、あんだけ酷ければなぁ」 「そういえばあの人はどんな龍と融合したの?」 「あいつは黒龍と融合したんだ」 「じゃああいつの目的は?」 「へ?僕達を殺しに来たんじゃ……」 「お前は人を信用しすぎだ」 「あいつの目的は龍が見えるが融合していない人を捜しだし捕らえ無理やり龍を融合させるという事だ」 「なるほど…」 「もちろんあいつだけではないがな」 「おーい風呂入りにいくぞ」 「はいはーい」 「蓮、ちょっとまて ごめん先に行ってて」 「わかった」 そう言うと父親は部屋を出た 「なんで?」 蓮が早くしてと言わんばかりの目をしている 「少し考えろ……俺達の右肩に何がある」 「別に良くない?」 「良くはないだろ!」 「それなら心配ない離れる事も可能だからな」 「できんのかよ!」 「あぁ2時間しか離れられないがな」 「じゃあここで待っててくれ」 「わかった」 と言うと両方の龍が離れ肩のタトゥーみたいなものが消えた 「蓮、急ぐぞ」 「了解」 飛鳥と蓮は急いで浴場へ行った それから1時間半後――― 飛鳥と蓮は部屋に戻った 「お帰り」 「早かったな」 「早目に切り上げて来たんだ」 「そうか… それよりも俺達の事を言っておかないとな」 「なんだよ急に」 「考えていたんじゃないのか?俺達が何者か」 図星だった 浴場に行った時からずっと考えていた あいつらは何者なのか なぜ俺達と融合したのか 「分かるに決まってるお前と俺は融合して一心同体だからな」 「なるほど……」
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