姉は……

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プルルルルルル 大きな音をたてて電話がなった。 母さんは耳が悪いから、大音量で鳴らさないと聞こえない。 「はい。もしもし……え? あぁ、ごめんね。用事があって遊べないの。」 こうやって、母さんは姉にかかってきた電話を一方的に切った。 ドタドタドタ!! 急いで階段を姉が降りてきた。 ……母さんが、何をしたか分かっているようだった。 姉は、そのまま何も言わずに上にあがっていった。
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