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「ちょっと、いつまでゲームしてんのよ。」
俺は絨毯に寝そべり、DSを手に夢中になっていた。
ついさっきまで2人ほど友達が来ていたが、6時になると同時に姉と母親に追い出されてしまった。
だから俺はこうして寂しさを紛らわせているのだ!
「何馬鹿なこと言ってんの。」
パカァン!といい音がなった。
上手く叩けたと満足しながら、頭の周りに星を散らす俺を引きずり起こした。
「ほら! さっさと晩飯の準備する!!」
怒るとすぐに手がでるのは母親に似たのかもしれない。手癖が悪い。
「お前晩飯いらんのか?知らんぞ。」
あぁ……
晩飯から俺の目の前にならんでくれれば苦労しないのに。
「おい。」
女にしてはドスのきいた声が聞こえた。
このままでは怒鳴られるどころではない。命が……「早よぅせんかボケぇえ!!」
内心悲鳴を上げながら急いで降りた。
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