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憎い嫌い死ねばいい殺してやる恨んでやる人間なんか大嫌いだ誰も信用なんかしてやるか
大嫌いだ大嫌いだ大嫌いだ憎い憎い大嫌いだ憎いこっちを見るな大嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ
私の頭の中は、真っ黒だった。
脳みその回路が切れるんじゃないかと思った。
決して表に出ることのない言葉達が、濁流となって頭を巡った。
常に2つ以上の単語がぐるぐるとまわり、
憎悪としか表現できない言葉が目まぐるしく代わっていった。
視界に黒いもやが現れ、頭痛がしてもなお、
暴言は止まらなかった。
休み時間になるとそんなことばかりしていた。
なるべく感情を背けるために、図書館から借りた本を、
週5冊ほど貪る様に読んだ。
ひたすらに、逃げたかった
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