ACT.0 序章

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ここはどこだろう…。 長い間寝ていたのか、頭が痛い。背には柔らかい草の感触。 「…は、墓か…ここ」 知らない場所ではない。 いつも、みんなと遊びに来ていた森の近くの墓だ。 「そうか…俺」 俺は、墓の後ろの木にのぼっていて、落ちて…。 「いっつつつ…」 頭をさすりながら立ち上がり、坂を下りて行く。 …風が、気持ちいい。
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