ふまじめでつよいうえはらくん

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  普通 って、いいよね。   特に優れた能力も、地位も名誉も俺には要らないのだ。   窓際で本を読むことが好きだ。 図書館の本を何となく、作品の意図を考えず読むのが好きだ。   目立つ事もなく、河原に咲いた一輪のたんぽぽのようにさりげなく…凜として。 うーん、我ながら詩人である。   なーんて、自惚れたり。 正に純粋そのものじゃないか。   ここまで言えば解るであろう。   俺は、至って普通の真人間なのである。     俺は、誰に語っているんだ。
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