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タッタッタッタッ
「飯は~?」
化粧をしている母に聞く。
「そこにトーストあるでしょ??」
「トーストかよ。」
「いいじゃない。時間ないのよ??」
「はいはい。」
俺の家は母と俺の2人暮らしだ。
親父は俺が3才の時に亡くなったらしい。詳しいことは聞いたことがないし聞く気もない。
「そーいえば部活どーすんのさ??」
部活なんてどーでもいい。ただの暇潰しだ。
「野球部かな~。」
「へぇ~。まぁ頑張りなさいよ。」
式は10時からだ。だが学校には9時までに着かなきゃいけない。
「うん。もう行かなきゃ。」
「行ってらっしゃい。後で式見にいくからね」
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