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校舎に入るとすぐ人だかりが目に入った。
「うぉっ。なんだあれ。」
「クラス書いてる紙だろ。」
えーっと俺は…「おぉっ。俊哉同じクラスじゃん。」
「何組?」
「2組だよ。」
「1年の教室って3階だよな?」
「あぁ。ってか結構広いな。」
確かに小学校と比べると広いな。
歩きながら周りを見てると、どいつもこいつも皆、今日この時から始まる中学校生活が楽しみっつう顔のやつらばかりだ。
「おっ。ここじゃね。」
ガラガラ
「えーっと席どこかな…うっわ俊哉離れてんじゃん。」
「え~っと。どこだ。」
俺は廊下側の一番後ろで悠介は窓側の後ろから二番目だ。
「じゃあまた後でな。」
「おぅ。」
席につくとまず隣のやつと机を離す。
顔は見てねぇ。
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