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眩しく輝く月明かり。
幸「政宗殿……」
政「…ん?…何だ幸村。」
奥州の政宗の居城。
幸村は政宗に逢いに来ていた。
幸「今日は…ここに泊まっても良いでござろうか?」
突然の申し出。
政「別に良いが…武田のオッサンにはちゃんと言っとけよ」
幸「それならもう佐助に行かせたでござる!!」
政「……そうか(猿も大変だな……にしても、寝る場所無くね……?)」
幸「政宗殿!!」
政「Ah?何だ」
幸「今宵は政宗殿と共に寝させて下され」
政「な、何言って……!?」
幸村の言葉に顔がだんだんと熱くなる。
幸「駄目でござるか?」
政「べっ別に、イヤじゃねぇけどよ……」
忠犬の様な目で見られては断れない。
幸「誠でござるか!?」
パアァァァ
と、効果音が出そうなぐらいに顏を輝かせる幸村。
政「…(dogだ……ここにdogが居る…)」
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