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目を開けると、そこは草原だった
「ん?」
俺は自分の目線が低いことに気づいた
神『どうじゃ?新しい肉体の感じは?』
何もないところから声が聞こえてきた
「うわっ!なんだ!神よ、いるのか?」
神『いや、ただお主とコンタクトをとっておるだけじゃよ…それより新しい肉体はどうかの?』
どうやら目線が低いのは新しい肉体のせいらしい
「目線が低いこと意外はとても快適だぞ」
俺はそう答えた
神『そうかそうか、それは良かったのじゃ…それではこの新しい世界を楽しんでおくれ』
「おう、新しい人生楽しんでやるぜ!」
やべぇ!わくわくが止まらないぜぇ
俺はさっそく空想具現化の練習を始めた
3時間後
「【流星群】」
俺がそう言うと、上空から炎を纏った岩が降ってきた
ズオオオオオオォォォォォーー
岩の直径は大体10m位だがその岩が纏っている炎で15mを超えている
そしてその岩が砕け拳2個分の大きさで雨のように地上に降り注いだ
ドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカ……
降り注いだ岩は地上に触れると同時に爆発したが、後から降ってきた岩がそれを突き破り抉れた大地を更に抉っていった…
シャドウ「凄い威力だな、さすが俺の想像力」
俺はその様子を自画自賛しながら、結界の中で眺めていた
……ドカドカドカドカドカーン
しばらくすると岩の雨がおさまった
それを確認して結界を解き、改めてその威力を調べた
まず、辺りに生い茂っていた草が消し去っており、剥き出しになった大地も平らな場所はなくクレーターだらけになっていた
「上出来、上出来っと、とりあえず直すか【復元】」
俺がそう言うと、今度はクレーターが埋まっていき最後には元の草原に戻っていた
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