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親方「なっ、新入りお前何者だ!?」
仮面「私は霧の幻想者と呼ばれている者です、とりあえず貴方達には壊滅してもらいますよ【ロック】」
盗賊団「「なっ!動けな…」」
幻想者「【ナイトメア】」
盗賊団は糸が切れた人形のように倒れて眠りだした
幻想者は盗賊団が全員眠ったことを確認すると盗賊が奪ってきた物を回収した
幻想者「では、良い眠りを…【転移】」
そう言うと幻想者は消えた…盗賊団と大量の魔物の卵を残して
“帰れずの森”-湖付近-
「あれ?反応が1つ減った?」
近くにいた虫と鳥の魔物の群れを駆除しながら地図を見ると、8つあった反応が7つに減っていた
(もしかして仲間割れ?)
俺は魔物に襲われていないのに突然消えた反応を不思議に思いながら湖に向かった
“帰れずの森”-湖-
「何寝てんだ?この非常時に…」
そこには、大量の魔物の卵を前に青年6人と筋肉質な大男が大の字で寝ていた
「とりあえず起こそう、【睡眠解除】」
俺がそう言うと、大の字で寝ていた人達が起きだした
大男「ん?俺は…はっ!幻想者はどこだ!」
起きると、いきなり騒ぎだす大男
「どうしたんですか?」
俺はとりあえず質問してみた
大男「誰だてめえは!幻想者の仲間か!?」
「へ?幻想者って誰ですか?」
大男「野郎共、こいつを捕まえろ!」
青年達「「了解!」」
いきなり捕まえろ宣言をした大男、それに従う青年達
大男「さっきは不意を突かれたが、今度は簡単にはやられないぜ!」
青年達「「やられないぜ!」」
青年達と大男は意味の分からないことを言いながら俺を囲み始めた
「いやいや、意味が分かりませんよ!何で…「問答無用!殺っちまえー!」
大男は俺の言葉を途中で遮った
「………………」プチッ
俺は理不尽なこの現状でナニかが切れた…
-親方サイド-
目が覚めると、霧の幻想者とか名のった糞野郎が見当たらなかった
「ん?俺は…はっ!幻想者はどこだ!」
すると、さっきまでいなかった小僧が
小僧「どうしたんですか?」
何て言ってきた
「誰だてめえは!幻想者の仲間か!?」
俺はそう聞くと
小僧「へ?幻想者って誰ですか?」
なんて、惚けやがった普通のガキがこの“帰れずの森”にいるわけがないからバレバレなのに
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