64人が本棚に入れています
本棚に追加
/39ページ
俺の名前は影 光<カゲ ヒカル>
何処にでも居そうな青年Aみたいな感じだ
「今日も平和な日だなぁ」
俺は休日の昼過ぎ公園のベンチに腰をかけて両手を伸ばしながら近所の子供達が戯れているのを眺めていた
すると1人の少年がやって来た
少年「僕も仲間に入れて~」
少年はニコニコしながら子供達のところに両手を上下に振りながら走っていった
子供達は「いいよ~」「何する~?」など言いながら少年と共に戯れ始めた
しばらくして俺は腹が空いてきたので家に帰ることにした
その時、戯れていた子供の1人が転んで泣きだした
「うわ~痛そうだなぁ」
子供の怪我は両膝を擦りむいていた
他の子供達は「大丈夫~?」「痛い~?」と転んだ子供を心配している
しかし、先ほど来た少年は顔を青くしていた
そう、あの子供が転んでしまったのは少年が誤って背中を押してしまったからだった
少年「ごめん、大丈夫?」
少年はあわてて謝っている
転んだ子供は「痛いよ~痛いよ~」と泣き続けていた
少年「ちょっと待ってて」
そう言って公園から走って出ていこうとした
車が向かって来ているとは気づかずに…
最初のコメントを投稿しよう!