出会いは突然に…

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「良い名前とね…僕の家では名前を呼ばれる度に恥ずかしとよ…」 俯いてポツポツ喋る口はいつの間にか俺の側に座っていた。 「なっ何だょ…ι」 「何か離れてると会話しづらいばってん」 「春樹は兄弟居るのか?」 「うん上に2人下に1人…女ばかり」 それを聞いて何となく春樹の育った環境に察しが付いた。 「春樹は家で何していつも遊んでるんだ?」 「僕は…毎日お稽古事があるから余り遊ぶ時間が無い」 「ふーんそっか…なぁ春樹の通う学校何処だ?」 暫くまた沈黙が落ちて…小さく答えた。 「青葉林学院…」 それを聞いて俺は驚いた。
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