序章

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春とは思えない寒い日だった。あの日は一生忘れないだろう… トビの仕事が雨で中断され家に帰る途中だった。橋を渡っていると学校を終え、下校途中の100メートル程前に幸恵がいた。 少し駆け足で幸恵に近付いていくボク。しかし、ボクよりもはるかに速く何かが幸恵に近付いていった。 そして、それは幸恵に当たり、幸恵と共に橋から川に落ちたのだった。 ボクの目の前には幸恵のかばんと赤い血が残されていた。
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