†先生の役割†

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「‥それで、その怖がりの先生がこんな所で、何を?」 「それが‥っ。僕の担当するクラスの生徒が、中に‥入って行くのが見えて‥。様子もおかしかったし‥、心配で。」 「それは、マズいですね?」 「うん。おば‥おば‥お化けとか出てきたら‥。食べられちゃうかも。」 「いや、お化けとかじゃ無くてですね…?」 山本君の言葉に、僕は首を傾げる。 「‥お化けじゃなくて、何なの?」 「‥‥‥。此処、そうゆうウワサ多くて、あんま人こないから‥ 不良の溜まり場になってます。」 「大変だ。‥あの子、大人しい子だから‥」 柵を越えようと、隙間に足をかけると‥ 隣に足をかけた山本君と目が合った。 「‥山本‥君?」 「先生1人じゃ、危ないですよ?」    
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