†売られたケンカは、買ってやる。†

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18:30…に、母さん… 18:43に、母さん 18:49に、母さん? …あぁ、そっか‥買い物行く約束してたんだっけ? 18:50…に シロ? で…、19:02… に母さん。 19:15に… また、シロ… 19:22… シロ。 19:31… シロ、 19:45… 母さん 20:11… シロ。 …。 これは、間違いなく… 母さん→シロに連絡いったパターンじゃねぇかな? やべぇ… シロ、怒ってっかな?(汗)。 俺は慌てて、かけ直そうとして… 気付いてしまった。 あ…ここ、圏外だ。 「あ~、もうっ!出口着かねーし…圏外だし、呼び出したヤツ恨むからなぁ?」 そう叫んで… 俺が、うずくまった時だった。 「…随分と、元気が良さそうだな?」 上から下りてきた…聞き慣れた低い声に顔を上げる。 「…シロ。」 「カナ…その犬みたいな呼び方やめろ。」 俺は急いで起き上がると…シロに詰め寄った。 「え~っ、なんで!なんで此処居るのわかったの?」 「あ~、それは…と、長くなるな。とりあえず座れ。」 シロは、廊下に座り込んで… カバンからアンパンとチョコロネ…それから、コーヒー牛乳の入りのコンビニ袋を… 放って寄越した。
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