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「あっ、すまんすまん遅れた」
遠くから僕達に手を振る金髪少年。
「う~、寒!」
「なんで遅れたんだ?」
「待ち合わせの15分前に道端の水溜りに氷張ってて「○モリのせいにするなよ」
「ちっ!」
少しツッコミを焦った気もしたが、舌打ちをしたという事はどうやらこいつそのつもりだったらしい。
「図星か・・・」
「・・・・てへ♪」
「かわいくねぇよ」
本当にかわいくねぇ。
・・・・こいつの自己紹介は面倒くさいなぁ~。
また後にしよう。
「とりあえず入るか」
仕切る僕に。
「いやだなぁ~」
やる気のない栞。
「図書室の中って外より寒くねぇ?こんな事より俺んちでパワ○ロやらない?」
出しゃばるチャラ男。
僕達は図書室の入り口を潜りエレベーターに乗って3階の小説コーナーで降りた。
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