8人が本棚に入れています
本棚に追加
エレベーターを降りて、栞を先頭に小説コーナーに向かうと
「あっ!小説コーナー閉まってる・・・」
「まぁ冬だし、ここほとんど誰も来ないしね」
僕が諦めた先。
保留男が動く。
「すみませーん!!」
「おい、何やって・・・」
「はーーい」
グレ男の前に大学生女の定員が現れた。
「ここ開けてください」
「えっ!いや、当館は冬の間閉めていたして・・・」
申し訳なさそうに言う定員さん。
入り口を閉めてないということは閉め始めているのか・・・。
遠くの図書館を探すか。
無駄足だったか。
「開けてください」
「いや、だから」
「開けてください」
こいつ・・・図々しい事を。
「いや、だか「開けてください」
「おい、もう止めとけって」
俺が止めにいった瞬間。
「開けてください」
あれ?おかしいなぁ
あいつの周りに薔薇が見える。
「は・・・・はい」
定員いちころ!!
最初のコメントを投稿しよう!