「倉庫書のルール」

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エレベーターを降りて、栞を先頭に小説コーナーに向かうと 「あっ!小説コーナー閉まってる・・・」 「まぁ冬だし、ここほとんど誰も来ないしね」 僕が諦めた先。 保留男が動く。 「すみませーん!!」 「おい、何やって・・・」 「はーーい」 グレ男の前に大学生女の定員が現れた。 「ここ開けてください」 「えっ!いや、当館は冬の間閉めていたして・・・」 申し訳なさそうに言う定員さん。 入り口を閉めてないということは閉め始めているのか・・・。 遠くの図書館を探すか。 無駄足だったか。 「開けてください」 「いや、だから」 「開けてください」 こいつ・・・図々しい事を。 「いや、だか「開けてください」 「おい、もう止めとけって」 俺が止めにいった瞬間。 「開けてください」 あれ?おかしいなぁ あいつの周りに薔薇が見える。 「は・・・・はい」 定員いちころ!!
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