「倉庫書のルール」

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「本探してくる」 立ち上がり本棚に向かう栞。 「あぁ」 読書感想文。 僕はよく小説を読むので読み終わった小説の感想を書こうと思っているけど、この2人は普段小説を読むタイプではなかった。 だから2人とも短編小説コーナーに向かっている。 僕は鍵が定員のお姉さんに頼んで(薔薇MAXモードのおかげで)出して貰ったストーブに当たりながらテーブルに座って家から持ってきた小説の感想文を書いている所だ。 僕の持っている小説は大ヒットセラー『水平線に向かって』だ。 主人公、青野辺 金次郎(あおのべきんじろう)警部が数々の難事件を解決し、裏で手を引いているお金持ち達を懲らしめていくという話だ。 ちなみに僕はこの小説の大ファンで、最新の十八巻までしっかり読んでいる。
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