序章 怯える小鳥は逃げ惑う

3/5
前へ
/81ページ
次へ
もし、私が生きている事がバレてしまったら、きっと革命軍は地の果てまでも追いかけて、お父様達みたいに無惨に殺されてしまう。 それを考えると、やたら人がいる所には居られない。 しかしいつまでもここに居たら、必ず見つかってしまうという事は確か。 姿を隠し続けていても、いつかは危険な目に会う可能性を捨てきる事ができない。 どうすれば……どうすればいいの? こんな事を何百回も考えても一向に答えなんて出てこない。
/81ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加