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「ん?」
そんな事を考えていると男子寮についた。
「え~と427番、427番」
先程先生から渡された部屋番号の書いた紙で自分の部屋を探している。
「(さっさと部屋を探して図書室に行くか・・・何気に部屋番号が不吉なのはほっておこう)」
427番=死にな。
それにしてもHRが終わってから他の生徒を見ない。
他の生徒は寮とは反対側に進んでいったからだ。
「(いった方が良かったかな・・・)」
目的の階に行くと複数の部屋があった。
「おっ!あったあった!」
夏夢は大きく深呼吸をする。
「(にしてもデケぇー!男子寮デケぇー!)」
夏夢は膝から崩れ落ち地面に手をつく。
今年は男子の割合が多く、
元からこの学園は男の割合が高い。
寮も巨大で螺旋階段や赤いカーペット、金の装飾が去れており高級感がある。
「(でも最上階は7階まである。4階で良かった。
7階のみんなが可愛そうで仕方ない)」
気を取り直しドアを開ける。
「失礼しまーす」
貴己は礼をしてドアを開けた。
とてもワクワクしながら。
「あれ?」
部屋には誰も居なかった。
だが荷物は2つある。
「まだ来てないのか?」
自分の荷物を確認する。
「お預けか」
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