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第1話「風(エアロ)」
貴己は1人悩んでいた。
「(どういうことだ?聞いてないぞこんな事!能力?錬金術?何の事だかサッパリわからない。本当に父さんはこんな所で生活してたのか?この書類によると、あと一週間以内に能力書を出さなければいけないらしい。
そう言えば詳しい事は図書室に行くかクラスメートに聞けって言ってたなぁ。)」
冷静に考えるが貴己は鼻で笑った。
「(なるほどね・・・ここは小、中、高とくり上がり式と聞いた・・・・これは入学生に対する冗談か!!)」
貴己は楽観的に考えることにした。
「(あの先生も人が悪いなぁ~今どきこんなことに引っ掛かるやついないよ)」
腕を組み渋々と達観する貴己
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